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ペラルゴニウム トンガエンセ 

原種ペラルゴニウム第2回目の今日は、Pelargonium tongaense(P. トンガエンセ)をご紹介します。

P. トンガエンセ
  学名:P. tongaense
  分布:南アフリカ共和国(クワズル・ナタール州)

tongaenseとは、『トンガ産の』【トンガ(tonga)+産の(ense)】の意味です。
発見された土地の名前に由来しています。
ちなみにこの『トンガ』は、ポリネシアのトンガ王国ではなく、トンガランドと呼ばれている南アフリカの地域名を指しています。

草丈20cm程度のシュラブ状に育つ・・・らしいんですが、思っていたよりも茎が柔らかかったので、ハンギングにしてあります。
花茎を含めて40cm程度と、まとまりのいい扱いやすい大きさです。
地植したものもありますので、探してみてください。

トンガエンセの花
P. トンガエンセの花は、明るい赤~濃いオレンジといった色で、3~8輪がまとまって咲きます。
花付きは良いのですが、咲いたと思ったら、結実している・・・という感じで、どんどん咲いては散っていきます。
現地では、春から秋(南半球なので9~4月)に咲き、冬には枯れてしまうようです。

あまり水に困らない地域に自生しているのか、株が生き延びることよりも、種をばらまくことを優先した生態に思えます。

トンガエンセの種
トンガエンセの種です。
前回ご紹介した、P. クインクエロバツムの種と同じように、綿毛とくるくる巻いた部分があります。

綿毛が何のために付いているか・・・
そう。風に乗って飛んでいくためですね。

では、くるくると螺旋になった部分は何のためにあるんでしょう?
実は、ペラルゴニウムの種は、もぞもぞと動くことができるんです。

その様子を撮影してみました。
実時間の20倍速にしてあります。



くるくるっ、もぞもぞっと動いていますね。

種の螺旋に巻いた部分が、濡れると伸びる、乾くと巻く、ことでくるくるぴょこぴょこ動くんです。
自然界では、雨や夜露で濡れて伸びる、太陽の熱で乾いて巻く、を繰返すことで動いていきます。

動くことで、何のメリットがあるんでしょうか?

不織布の上で撮影したので先ほどの動画では、くるくる動いているだけです。
でも、実際の土の上だと、動いているうちに種の頭の部分を土の中に潜り込ませていくことが出来るんです。
毛のない種の頭より綿毛のついたしっぽの方が、物にくっつきやすいですから、うまくいけば、伸びた分だけ土に押し込まれて潜ることになります。
潜るまでに何日もかかったり、結局潜れなかったりする種もあると思いますが、ただ着地しただけの種よりも、発芽には有利です。

ペラルゴニウムの種は、自分で土に潜っていけるすごい種だったんですね。

さて。土に潜った種は、芽を出すことになるんですが・・・
というところで、次回に続きます・・・

里

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