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ペラルゴニウム ペルタツム 

 前回から、だいぶ間が開きましたが、原種ペラルゴニウム第3回の今回は、ペラルゴニウム ペルタツムP. peltatum)をご紹介します。
ペルタツム
  学名:P. peltatum
  英名:Ivy Leaved Pelargonium
  分布:南アフリカのケープ地方、クワズール・ナタール州、トランスバール

 peltatumとは、「楯形の(楯:ラテン語のPeltate)」の意味です。
次の写真の様に、葉の形が楯の様に見えることから名づけられました。
ペルタツムの葉
 楯形のというように、葉柄は葉の中心に付いています。
楯の持ち手も、楯の中心にありますよね。
英名のIvy Leaved Pelargoniumは、アイビーの葉に似ていることに因みます。

英名から、お気づきの様に、アイビーゼラニウムとして知られる品種の原種です。

 1700年にWillem Adriaanによって、オランダに導入され、今日見られる様な様々な園芸品種が生み出されることになりました。1774年には、Sir Frances Massonによって、イギリスに導入されました。

 節間が長く、枝が折れやすく、花付きも少なく、園芸品種のアイビーゼラニウムと比べると、仕立てにくい植物です。
 育てるのは、簡単なのですが・・・

ペルタツムの花
 花色は、モーブやピンクかかったモーブ、ペールピンク、白などです。
交配種には、ダークレッドやオレンジのものもありますが、原種には見られません。



 さて、前回はペラルゴニウムの種が、土の中に潜っていくことができる事をご紹介しました。
すごい技を持つこの種ですが、人の手でそのまま播くと全然発芽してきません。

 これは、ペラルゴニウムの種が硬く水などを通しにくい種皮をもつためです。
厳しい自然界では、ちょっとした雨の後で一斉に発芽してしまうと、そのあと雨が降らずに全滅・・・なんてことが起こるかもしれません。
わざと発芽まで時間がかかるようにして、タイミングをずらすことで、生き残りに有利になっています。
このような種を「硬実種子」と呼びます。

 でも、ちょっと一手間加えるだけで、簡単に発芽させることができるんです。
今回は、この種を実際に播くときはどうすればよいかを、お送りします。

種のアップ
 まず、くるくるシッポのついている皮の中から、種を取り出します。

取り出します
 よく見ると、ちょっと隙間が空いているので、そこから、むにっと押し出すとやりやすいと思います。

種皮に傷をつける
 種の子葉側(つるつるしている方)に、カッターや針などで傷をつけます。
少々深い傷でも、発芽には問題ありません。かりっっと、思いっきりやってください。
ピンセットなどで、種を押さえながら傷をつけますが、押さえすぎると、種がぴょ~んと飛んでいったりします。

大胆かつ慎重に・・・ かりっ・・・

つるつるしていない側は、根になる部分が入っています。
まちがって、ここを傷つけないようにしましょう。

吸水させます
 傷をつけた種を、一晩から24時間程度、水に漬けて吸水させます。

 ここでは、24時間吸水させました。
傷の効果が分かりやすいように、処理をしていない種も並べてみました。
24時間後
 傷のない上の2つは、あまり変化がありませんが、傷を入れた種はプックプクにふくらんでいるのが分かると思います。

蒔きました
 種を一粒ずつ並べて播いていきます。
用土は、ピートモス:5  鹿沼土:2  バーミキュライト:2  パーライト:1で配合した物を使いました。
特に用土は選びませんが、カビたりしないように新しいものを用意してください。
種には軽く覆土をして、水やりをしたら完成です。

あとは、芽が出てくるのを楽しみにしつつ、次回に続きます・・・
里


原種ペラルゴニウム、以前の記事はこちらです。
  第1回:ペラルゴニウム クインクエロバツム
  第2回:ペラルゴニウム トンガエンセ
  第3回:ペラルゴニウム ペルタツム
  第4回:ペラルゴニウム マルチカウレ(予定)

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